32ビットコンピュータをやさしく語る はじめて読む486
著者: 蒲地輝尚
発行日: 2014-10-21 (紙書籍版発行日: 1994-10-01)
古い本ですが、このあたりで現在のマルチタスク OS をサポートする CPU が完成しますので、アーキテクチャについて、知っているべきことについてだいたいカバーしていると思います。
欠けているものがあるとすれば、高速化や仮想化のための技法くらいでしょうか。興味があれば「プロセッサを支える技術」あたりがそれを埋めるでしょう。 保護周りがないかも
目次
1章 プロローグ
1.2 オペレーティングシステムサポート機能のパワー
1.3 32ビットパワーの体験
2章 486の履歴書
2.1 486の位置付け
2.2 486のアーキテクチャ
2.3 486の操り方
2.4 486のレジスタ
2.5 486の32ビットアーキテクチャ
3.1 オペレーティングシステムの役割
3.2 プロセス管理
3.3 メモリ管理
4.1 プロテクトモードへの移行
4.2 リアルモードへの移行
4.3 モード移行プログラム
5.1 セグメント
5.2 リアルモードのセグメント
5.3 プロテクトモードのセグメント
5.4 プロテクトモードのセグメント方式の働きを確認するプログラム
5.5 32ビットセグメント
6.1 保護機能
6.4 動作レベルの移行を実験する
7.1 割り込み
7.5 ハードウェア割り込みを確認する
8.1 タスク機能
9.1 ページングとは
9.2 ページングのしくみ
9.3 ページングのプログラミング
10.1 オペレーティングシステムのセキュリティ
10.2 タスクのセキュリティ
11.1 仮想8086モードのしくみ
11.3 仮想8086モードを体験
12.1 DOSエクステンダー
12.2 DPMI
12.3 32ビット対応コンパイラによるプロテクトモードプログラム開発
13章 486応用プログラミング
13.1 メモリマップトファイル
13.2 I/Oモニター
13.3 486とオペレーティングシステムの将来
APPENDIX
makeについて
ソースファイルの組み合わせ
リスト一覧
本書で使用したアセンブラの擬似命令
486主要インストラクションセット